『自分力』を身につける唯一の方法とは②
こんにちは。
前回の続きです。
まずは、前回の記事からご覧ください。
『自分力』とは「自分の人生を大切にして、自分の責任で生きるための力」という定義づけをしました。
今回は「自分の責任で生きるための力」について書きたいと思います。
「自分の責任」というと、なんだか重い、大変そう。
と感じるかもしれません。
でも、まずは、そこからです。
自分の人生の責任は、だれもとってくれません。
「自分の人生の責任は自分しかとれない」
そのことに気づくことからです。
「自分は好きで不幸になっているんじゃない」
「親の教育のせいだ」
「あの嫌な上司がいるからだ」
「貧乏なせいだ」
「田舎に住んでいるせいだ」
そんなこと思っていませんか。
人のせいにしているうちは、いくらでも、言い訳が見つかるものです。
仮に、今までは誰かのせいだとしても(本当はそんなことはないですが)、
イマ。この瞬間から…
自分の責任で生きてください。
環境のせいなら、その環境を変えてください。
誰かのせいなら、その人から離れてください。
そんなこと言うと、
「いきなりそんなことできません」
と思いますよね。
確かに、「周りを変える」ということは、できません。
でも、
「自分を変える」
「自分の考え方を変える」
ということは、いくらでもできます。
「それができたら、苦労しないよ!」
そんな声が聞こえてきそうですが…
まずは人のせいにするのをやめてみることです。
かく言う僕も、今までずっと人のせいにしてきました。
なぜなら、その方が「楽」だからです。
例えば僕の場合は、うまくいかないことは、親のせいにしてきました。
「運動ができないのは、親が子供の頃、外で遊ばせてくれなかったからだ」
「好きなことができないのは、親が勉強ばかり強要したからだ」
「人とのコミュニケーションが苦手なのは、親が教えてくれなかったからだ」
こんな感じです。
そして、親のせいにすると同時に大事な判断は、すべて親の意見に従ってきました。
親の望む人生、生き方。それに反抗することなく、従ってきました。
その方が楽だからです。失敗しても、親のせいにできるからです。
でも、そんなことを続けていた結果。
苦しくなりました。
自分の意見がわからなくなりました。
自分で親に従うことを選んだはずなのに、「不自由だ!」なんて理不尽なことを思い始めました。
他でもない自分の人生なのに、親の人生を生きていました。
そして、その生き方は、親元を離れても、周りの人に投影していました。
会社であれば、上司に。
プライベートであれば、恋人に。友達に。
人に委ねる生き方をしていることに気がつかない限り、人を変えて、同じことをやり続けてしまいます。
でも。
いくら人のせいにしたとしても。
一時的に楽をしたとしても。
最終的に苦しむのは、他でもない自分です。
自分の人生の責任は自分しかとれません。
人に委ねる人生を苦しく感じるのは、
委ねると決めたのも、結局は自分の責任でやっていること
に他ならないからです。
そのツケは、結局は自分に返ってくるのです。
では、「自分の責任で生きる」とはどういうことでしょうか。
これも簡単なことから始めてください。
例えば
みんなでランチに行ったとして、メニューを決める時、
「周りがランチプレートにするから、私もそれにしよう」
ではなく、
自分のその時本当に食べたいものを、周りに構わず注文する。
集まりに行く時、
「目立たないようにベーシックな服を着て行こう」
ではなく、
自分のときめく服、自分の着たい服を着て出かけてください。
「空気を読んで、みんなと同じ意見を言っておこう」
ではなく、
自分の思ったこと、本音を話してください。
「やりたくない仕事だけど、頼まれたから、仕方ないけどやるか」
ではなく、
嫌なら嫌と断ってください。
「みんなが美味しいって言ってるから、自分も美味しいって言っておこう」
ではなく、
美味しくないなら、マズイと言ってください。これ嫌いと言ってください。
できることからでいいです。
前回の記事で書いてあるように、自分の好きがわかるようになってきたら、今度はそれをしっかり表現してください。
自分を押し殺すと、その場は楽でやりすごせても、後から必ず自分が苦しくなります。
自分の責任で生きるとは、まずはとことん自分と向き合うことです。
そしてそれを表現することです。
究極的には、意識していなくても、
自分の人生は、自分の責任でしか生きていくことができません。
人に委ねる人生ですら、
「人に委ねる」ということを判断しているのは、他でもない自分のなのです。
であれば、自分の人生なんだから、人に委ねずに、「自分の好き」正直に生きてみませんか。
それが「自分の責任で生きる」ということです。
判断は
「イマ自分はどうしたいのか」
この問いをすることです。
「周りはどう思っているのか」
では決してありません。
すぐには変えられない、そう思うかもしれません。
それは、思考のクセだからです。
クセが強く残っているひとは、なかなか変えられないかもしれません。
変えて行くコツがあります。
それは、思ったら、
「実際に表現する、行動する」
ということです。
頭で考えていても、また思考のクセにハマっていきます。
思ったら、即行動することです。
経験することで、クセは書き換えられます。
まずはやってみてください。
それが、『自分力』を身につける唯一の方法です。
長くなってしまいました。
分かりづらいところもあるかもしれないので、コメント欄でバシバシ質問してきてください!
この記事が、すこしでもあなたの気づきになるように。
そう思って書いています。
では、今日はこの辺で。